便秘と食物繊維

古くから日本人の食卓には野菜が豊富に並び、バランスのとれた食事を日常的に摂ることが可能でした。現代では、欧米人並みの食生活が当たり前となっているため、便秘の解消に大きく作用する食物繊維の摂取が不足していると言われています。食物繊維は腸内環境を整えてくれることでも知られていますが、水に溶けやすい水溶性食物繊維と溶けにくい不溶性食物繊維の2つのタイプがあります。水溶性食物繊維は、ワカメ、昆布などの海藻やりんごやみかんなどの果物、おくらや山芋、納豆などのネバネバとした食品に多く含まれており、腸のなかでどろどろの状態となって、糖質や脂質の吸収を穏やかにする働きがあるため、糖質を栄養分として活性化される善玉菌を増やすのに大きな効果があるとされています

不溶性食物繊維は、玄米や小麦、トウモロコシやおからなどの穀類や豆類、イモ類に多く含まれており、腸の中で水分を吸収して膨張し、有害物質を吸収するとともに便をかさましして排出を促す効果があります。普段から便秘気味の方が不溶性食物繊維ばかり摂取すると水分が奪われることによって便が固くなり、症状が悪化することもあるので注意が必要です。水溶性食物繊維をより多く摂取するとともに、増えた善玉菌の栄養分となるオリゴ糖を適切に補給することで便秘の解消につながります。

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